ジョムソン街道&アンナプルナトレッキング14泊15日 その2「聖地ムクティナート」

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目次

ジョムソン街道&アンナプルナレッキング 3日目[2010/09/19]

ジョムソン⇔ガグベニ⇔ムクティナート

翌朝、学生さん達がお世話になったMDSA(ネパール・ムスタン地域開発協力会)で活動している日本人に会いに行った。チャイをご馳走になりながら、ネパールの歴史や代表の近藤先生の話、ここでの活動について話をしてくれました。


しばらくいろいろおしゃべりしながらくつろいでいると、目の前の窓から白い山が顔を出した。ニルギリ3連峰だ。ここ数日ずっと天気が悪くてまったくヒマラヤが見えていなかったので、久しぶりの真っ白に雪を被った山を見るとテンションが上がってくる。


ジョムソンの街中を徘徊するヤクの群れ。ご主人がいなかったけど行き先は決まっているのかな?


飛行場もあるのでこの辺りの集落では一番大きい規模


MDSA(ネパール・ムスタン地域開発協力会)
 
 
ヒンドゥー教とチベット仏教の聖地であるムクティナートへはジープで向かうことにした。10時までには乗り場に行ったほうがいいと言われていたのに、朝食と準備で遅くなってしまい、すでに乗り場は閑散としていた。タイミング悪く、人数集まるまで3時間ほど待ちぼうけすることになった。

待ち時間中に偶然にも61歳の母親と聖地参りに来ていたネパール家族と仲良くなった。このおばあちゃんがめちゃかわいくて、愛嬌たっぷり。チコの横に座ってニコニコ満面の笑み。ムクティナートにどうしても行きたかったそうだ。
 
 
昼過ぎになるとポツポツと雨が降り出す。高地に来たので風が冷たい。ムスタン地方の入り口となるカグベニを経由し、荒涼とした大地をジープは勢い良く走り抜ける。
 
 

ネパール家族と一緒に揺れまくりのジープ


荒涼とした大地にも村が点在している


崖ギリギリをジープは疾走していく
 
 
ムクティナートのジープ乗り場に着いたものの、聖地まではまだちょっと歩かなくちゃいけない。うちらには余裕の距離だけど、おばあちゃんにはかなりハードな道だ。しかも3700mの高地を歩くのはシンドイに決まっている。

息子が「おんぶして行くよ」と言っても拒否。やはり自分の足でどうしても行きたいのだ。
 
 
みんなで代わる代わる肩を貸してあげながら進むことにした。
 
 
先に行って良いよって言われたんだけど、なんかここまで来たら置いて行けない。一緒にお参りしたいって伝えるとおばあちゃんは本当に嬉しそうな顔をしてくれた。


一緒に行こう!


ムクティナートのすぐ下にある村


ようやく入り口の門まで到着


手で回しながら進みます


大きな鐘


やっと目的地まで着きました 。うちらだけで来ていたら、ここに来ることが目的になってしまっただろうけど、この家族と一緒のおかげでゆっくりと回ることができたし、きちんとお参りできました。


108の水の1つ1つを頭からかぶります


1つ1つ顔が違う


お参りが終わる頃には晴れ間が広がっていた。


雲の切れ間から顔を出す山々
 
 
 
 
本当はムクティナートから歩く予定だったけど、この家族と一緒にいたくてジョムソンまでジープ帰りした。一緒の宿に泊まって、お酒を飲みながらおすすめのネパール料理をみんなで食べた。

なんかいい出会いだった。ジョムソンに着くまではいったいどうなることかと思ったけど、最高のムクティナート巡りだった。


一緒にムクティナートに来れて良かった!
 
 
 
 
 

ジョムソン街道&アンナプルナレッキング 3日目[2010/09/20]

ジョムソン→マルファ→トゥクチェ


ジョムソンからアンナプルナトレッキングスタート!まずは3日間、ジョムソン街道を下る。
昔は有名なトレッキングルートだったんだけど、道が開通してからは歩く人が少なくなったらしい。実際、うちらも行きはジープ&バスで来たわけだし。

昨日と同じように朝はMDASでチャイを頂きながらまったり過ごし、飛行機でポカラに戻るネパール家族とSくんに見送られてジョムソンを後にした。
 
 

朝は久しぶりの超いい天気!トレッキングスタートにふさわしい日になりました。
 

これがジョムソン空港の滑走路です。


山、谷、川を見つつのトレッキング。下りなので楽チン♪


お昼休憩はマルファで。石畳の町並みがかわいらしい。村の周りは蕎麦畑が広がっていた。
 

支援もあって、りんごの栽培が成果を挙げ特産となっている。各宿でアップルパイを食べることができる。みんな違う形で違う味。アップル好きにはたまらないコースです。
 
 
 
 

ジョムソン街道&アンナプルナレッキング 4日目[2010/09/21]

トゥクチェ→ガーサ

今日も朝から天気が良い。とても気持ちの良い朝だ。朝食はアップルパイ&アップルコーンブレッド。どこの宿でも注文を受けてからりんごを切って生地を練ってってするから時間はかかるけど100%手作り。ガスなんてないから火を起こして料理をする。手間はかかるけどその工程を見ているだけでも楽しい。

今日のルートは、ロンプラに載っていたTitiLakeを経由してガーサまで行く。


トゥクチェの町を振り返る


本日も快晴!緑も増えてきました。


川の水の量は少なめですね


30分-1時間沖に集落がある感じです。


深さ膝ぐらいの川渡り。氷河水のため、めちゃくちゃ冷たい。渡りきる頃には感覚なくレベルくらいだった。


牛が街中を徘徊しています。


がけ崩れ中?でも渡るしかない


珍しい白サル

TiTiLake経由は失敗だった。結局10時頃から曇空になってしまい展望は望めず、しかもしんどい登りで2人ともクタクタ。トレッキング2日目ということもあって身体が妙に重いしだるい。早く宿に着いて欲しい気持ちでいっぱいだった。

ガーサにはTIMSのチェックポイントがあり、集落は上・中・下の3つに分かれている。宿はガーサ中にしたけど、上の方がいい宿が多い感じだった。
 
 
 
 

ジョムソン街道&アンナプルナレッキング 5日目[2010/09/22]

ガーサ→タトパニ

ジョムソン街道も今日で終わり。早いものでもう3日目、タトパニまで戻るのだ。行きがジープやバス使ったのに丸1日かかったので、思ったより近い感じがする。体中筋肉痛になってきていて最初の歩き出しはとてもつらい。
 
 

雨は降ってなかったけど、霧が立ち込めていた。高度は下がってきているためか、湿度が高くムシムシする。


ガーサのバレーコートにて陣取る牛。アンナプルナのトレッキング中にバレーコートはいくつか目撃。ここではバレーがメジャーなスポーツなのかも。


車が通らない生活道も健在。歩くにはこっちの方が楽しい。


道を塞ぐ水牛。多分おとなしいだろうけど、すぐ近くを通るのはやっぱり怖い。


朽ち果てた家跡。


花のトンネル


まるでドナドナ〜。食料はロバに乗せて運ばれていきます。ジョムソン方面からはリンゴが大量に運ばれてきていました。


タトパニに到着。


雨が降ろうとも子供達は元気に走り回っていました。


タトパニではダウラギリロッジに宿泊。ソーラーでお湯を沸かしているため、天気の悪い日はほぼ水だった。。。冷たいけど頑張って浴びました。ご飯はとてもおいしかったです。

タトパニには温泉があるのですが、道路のすぐ横にあるので、なんだか入る気がせず。雨も降ってきたので部屋でまったり過ごしました。

明日からいよいよアンナプルナサンクチュアリへ突入します!!

 

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