ジョムソン街道&アンナプルナトレッキング14泊15日 その1「ジョムソンへ行こう!」

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目次

アフリカ圏からアジア圏へ [2010/09/09〜]

ケニア(ナイロビ)→ネパール(カトマンズ)

アフリカのケニアからアラビア航空でネパールのカトマンズに飛んだ。東回りの世界一周でついにアジアに戻ってきたのだ。

アジアも回ってみたいところはいろいろあるけれど、今回はネパールをロックオン。ビザは30日+延長23日で2ヶ月弱の滞在をし、このトレッキング王国を歩き回るつもりだ。

行き先はアンナプルナとエベレスト街道。当初はエベレスト街道だけの予定だったけど、日本で行ったインド・ネパール料理屋で見たアンナプルナのポスターに感動して、「せっかくネパール行くならアンナプルナも歩こうよ!」ってことになったのだ。
 
 
宿はバックパッカーの集まるタメル地区。細い道にホテルと店が立ち並び活気に満ちている。人の渋滞の中に車やバイク、力車が隙間を見つけて突っ込んでいく。排気ガスにまみれではあるけど、この騒々しさは何かワクワクさせるものがあった。もちろん数日後には嫌にもなったりするのだが(笑)

しかしなにより食がうまい。この値段でこのうまさ、日本料理屋も何軒かあってレベルもなかなか、さすがアジアだと感じる。アフリカの食事に飽き飽きしていたうちらにはここは天国だった。朝昼晩、慣れ親しんだ味をおなかいっぱい食べれる。こんなに食で満たされるのはこの旅、初かもしれない。
 
 

カトマンズ市内の様子


このごちゃごちゃ感が楽しい!


力車にも乗ってみました。上からの眺め


ダルバール広場も人でいっぱい


超〜久しぶりの日本食♪「ふるさと 」だっとかなぁ


お手軽料金でこんなおしゃれな店も


ネパールと言ったら『モモ』。蒸し方も豪快!地元民食堂なら10個約35円くらいで食べれます。


代表的ネパール料理のダルバート。いろいろ食べれてうれしいメニュー、しかも肉以外はお代わりできます。
 
 

まずはポカラへ[2010/9/12]

カトマンズ→ポカラ:バス

エベレスト街道についてはそこそこ調べていたけど、アンナプルナのトレッキングに関しては本当に無知だった。。高度はどれくらいかとか、何日くらいかかるのかとか、どんなコースがあるのかとかまったく知らなかった。カトマンズではまずアンナプルナの情報集めから始まった。

タメル地区にある日本語ペラペラのネパール人が経営する店(アティティツアーと・・・もう1つは名前忘れた)で情報を聞いたり、地図とロンプラ、地球の歩き方を購入、読んで日程を考えた。

目的地は、プーンヒルという展望台を経由して、アンナプルナサンクチュアリの最高地点であるアンナプルナ・ベースキャンプ(通称ABC)にした。日程は10日間くらい。ガイドやポーターは付けず2人で歩く予定だ。
 
 
ほとんどの代理店で、ガイドやポーターが必要だ!と言ってくるが必須ではない。カトマンズの代理店は営業目的で売り込んでくるので、すでにガイドがいると言っておけば良い。正直にガイド無しで行くと言うと話しが長くなって面倒になる。実際、十分個人で行くことができる。10-11月のピークシーズンであればトレッカーが多いので迷う可能性も低い。もし心配ならポカラでも雇える。
 
 
アンナプルナトレッキングの拠点となる町はポカラへはバスで向かう。所要時間は6-8時間なのに値段は約350円という格安!しかし道中は悪路。細く曲がりくねった道を爆走していく。

途中、お腹が急変した。昨日の晩、ステーキをたらふく食べたのが原因か?ギュルギュル言い出して脂汗も出てきた。。。次の休憩はいつなのかまったく分からなくて焦る。。。我慢の限界が来て勇気を出して運転手に言った。
「I want to toilet, as soon as possible !!」

すぐ急ブレーキがかかり止まってくれたおかげで事なきを得たが、急いでバスに戻る途中で転んでしまった。ドロだらけのまま乗り込んだ(笑)

ローカルバスや車で移動を何度もしてきたけど、こんなにやばかったのはコレが初めてだったかも。。。
 
 

雨季明け待ち…そうだ!ジョムソンに行こう[2010/9/13〜]

ポカラに着いてから天気が良くない。カトマンズである日本語ペラペラのエージェントに聞いたときは、「今はもう最高にいいシーズンだ。雨季は終わった」みたいなこと言ってたけど、ウソだった。まだ雨季は明けてなかったのだ。

トレッキングする気満々でポカラに乗り込んだのに宿待機では気持ちが上がらない。天気予報をチェックしても雲or雨マークばかり。予定を変更してチトワンでサファリっていう案もあったけど、とても行く気になれなかった。

そんな時、地球の歩き方を見ていてふと目に付いたコースがあった。アンナプルナの西側にあるジョムソン街道というトレッキングコースだ。ジョムソン方面は雨季でも降水量が少なく、聖地ムクティナートへ行くこともできる、とある。予定にはなかったがジョムソンに行くのも面白いかもしれない。TAKE2深沢似のホーリーロッジの宿主にお願いして、飛行機の手配をした。
 
 
しかし、天候は良くならなかった。ポカラからジョムソンは有視界飛行のため天候不良だと飛ばない。空港に行きひたすらレストランで待つもキャンセルに。2日後に日程を変更し宿に戻る。


ポカラ初日の早朝に見えたマチャプチャレ。この後雲の中に。。そして数日間ずっとくもりor雨だった。


ポカラのすぐ横には湖があります。


巨大カタツムリ発見。


ローカル茶屋で一休み。チャイ一杯10円なり。


一口お菓子も買ってみました。味はまぁまぁかな。
 
 

ジョムソン街道&アンナプルナレッキング 1日目[2010/9/17]

ポカラ→ベニ:TAXI

2日後の天気も最悪だった。空港へ行ってみたが、ジョムソンへの2回目のフライトはやはり飛ばず・・・。

またポカラで『待ち』かーと思っていると、ジョムソンから陸路で帰ってきたという大学生のグループに会った。この学生達はジョムソンにあるMDSA(ネパール・ムスタン地域開発協力会)に滞在していて、空路で帰ってくる予定だったが、飛行機が飛ばないので現地スタッフ同行でポカラまで帰ってきたという。かなり悪路だけど行けるらしい!

その現地スタッフがまたジョムソンに戻ると言うので、一緒についていったらどうかという話になった。
 
 
旅とはこういうものだ。こういう時は『行け!』ってことだ。
 
 
もう1人、ジョムソン&ムクティナートを目的に来ていたシュンスケくんを含めて3人。雨の中をジョムソンに向かうことになった。
トレッキングではないけど、やっと動き出すことができてうれしかった。今回も出会いから旅が始まったのだ!!


いよいよ空港から移動。こんな天気だとジョムソン行きの飛行機は飛びません。現地スタッフを信用してついて行きます。
どこの学生で誰か聞き忘れたけど、本当に助かりました!ありがとう!!


TAXIを乗り継いで飛ばしていきます。フェディ(Phedi)辺りからのポカラ方面の景色。


雨で小川が増水して普通の川レベルに!橋はないのでこのまま突っ込んで渡るしかありません。


しかし途中で失速。みるみる車内に流れ込んできて見事に川渡り失敗(笑)全員窓から這い出て退避。ずぶ濡れになりながら、力を合わせてなんとか脱出しました。


同じような川渡りが何回かあった
 

ベニに到着。今日はここで一泊。ベニはテントスタイルで行くドルパタン(Dhorpatan)トレッキングの出発地でもある。
 
 

ジョムソン街道&アンナプルナレッキング 2日目[2010/09/18]

ベニ→ジョムソン:ジープ、バス、歩き

ポカラ⇔ベニは比較的道も整備されているが、ここから先は未舗装地帯になる。乾季であればジョムソンまでジープで行けるのだが、雨季は道が寸断されるため、現地に行ってみないと道路状況、乗物状況が分からないという状態だった。

雨でぬかるみ、凸凹だらけの細い道。すぐ横は崖。土砂崩れは何箇所もあった。何回も乗り継ぎを繰り返し、荷物を背負って土砂を乗り越え、満員になるまでバスの中で待つ。バスがぬかるみにはまれば、みんなで降りてバスを押した。


土砂崩れで道が途切れている度に、ジープやバスを乗り継がなければいけなかった。
しかも毎回値段交渉が必要で、観光客は問答無用の地元民の2倍と高料金。


車両通行不能な土砂崩れは徒歩で突破していく。 
 

ムクティナート巡礼に訪れる人達とバスに乗り込む。バスは満員になるまで発車しない。


道がマジでヤバイ、まるで田んぼの様なドロドロ状態。


乗客を全て降ろして進み中。。。徒歩より遅いスピード(笑)


ここからはひたすら徒歩。1時間以上小雨のなか歩く羽目に。


水牛の横を通ったり。


崖崩れも箇所も多数あった。本当に危険なので止まらずに一気に乗り越えます。
 
 
結局ジョムソンに着いたのは夜8時半。移動だけでポカラ丸2日もかかってしまった。(※ちなみにフライトだとたったの20分!!)

しかも雨。ジョムソンは雨降らないんじゃないの??今更疑問に思ってもしょうがないけど、無事着いただけマシだ。陽気な宿主の料理を頂きすぐに眠りについた。
 
 
本当に体力を削りまくった移動だった。

 

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