南米上陸。そしてパタゴニアへ
イースター島から26時間。飛行機とバスを乗り継ぎパイネ国立公園の窓口となる街、プエルトナタレスまで来た。
プンタアレナス空港には夜中の2時着。朝まで空港で待つつもりだったが、プエルトナタレスに行くと言うバスにのってみたところプンタアレナス市内に連れて行かれ、とりあえず宿に泊まれと。話が違うし、お互い片言英語で話が通じない。バスターミナルは6時からOPENらしいので、それまでバスターミナルで待つことにした。
外は思ったより寒かった。空港で待たなかったことを後悔したが今更しょうがない。運良く掃除当番のおじさんが来て、不憫に思ったのか中に入れてくれた。風がないだけマシ。ありがたい。
ようやく窓口が開いたが午前のバスはすでにいっぱいで、昼1時のしか取れなかった。待ち疲れで披露MAX状態になりながらもなんとか宿に到着。
とにかく今日から本格的に南米を旅することになるのだ。
プエルトナタレスの町並み。南米じゃないみたい。
トレッキングのメッカ、パタゴニア
南米の第一目的はパタゴニア地方でのトレッキングだ。
パタゴニアは南アメリカ大陸の南緯40度付近を流れるコロラド川以南の地域の総称で、アルゼンチンとチリの両国に跨る。
年間を通して低温で風が強烈に強いことで有名。緯度が高いために標高が低い位置でも氷河が存在し、トレッキングレベルで氷河を見ることができる。その数は大小50以上あるといわれている。
ニュージーランドと同様低地トレッキングで想像絶する景色を楽しむことができるのだ。トレッキングコースも多数ある。和書で詳しい本はないのでロンプラを参考にした。
パタゴニアで絶対歩きたい場所は、トーレス・デル・パイネのあるパイネ国立公園とフィッツロイのあるロス・グラシアレス国立公園の2つだ。
目的はパイネサーキットを歩く事!
パイネはそもそもトレッキングをしてみたい!と思うきっかけとなった特別の場所だ。世界一周に憧れていろんな旅人のHPやブログを見ていた時にたどり着いたのがここだった。パタゴニアを象徴する独特なパイネの風景に衝撃を受けた。世界にはこんなところが存在するのかと。。
パイネには日帰りから10日以上と様々なトレッキングコースがある。「W」というのがもっともポピュラーで3泊4日で見所を周ることができる。私たちは「W」を含めてパイネの山岳地帯をグルっと一周するパイネサーキットを歩く。日程は10泊11日で100km以上になる。
もちろんこんなに長い期間連続で歩くのは初めてだ。
テントに11日分+αの食糧や燃料となるガスも3缶。バックパックは2人ともこの旅始まって以来、最大級に膨れ上がった。途中売店で食料の買い足しもできるが、全てを自分たちで背負ったものだけでやりくりしたいのだ。