エベレスト街道&ゴーキョトレッキング インフォメーション

目次

コース名

国名:ネパール
サガルマータ国立公園
『エベレスト街道トレック&ゴーキョトレック』
 
 
 

行き方

カトマンズから飛行機でルクラに飛ぶのが一般的。バスでジリまで行きそこから歩いていくことも可能だが、プラス5-7日必要になる。

■ツアーで行く場合(日本の旅行会社)
エベレスト街道は人気があり、複数の会社でツアーが組まれている。航空費や滞在費、日本人ガイド、現地人ガイド、ポーターの手配やトレッキング中の食事、パーミット取得など全てコミコミなので、何も心配することなく行くことができる。日数が長めになるので高齢者の参加率が高い。グループ人数は要確認。少数のところもあれば10-20名単位のグループになることもある。
 
 
■ツアーで行く場合(現地の旅行会社)
日本からカトマンズまでの往復航空券は自分で用意し、カトマンズにある代理店でツアーを申し込む。グループではなく個人単位なのでアレンジがきく。コースや日数、ガイドのレベルやポータの人数、コック付きにするとか、テント泊がいいとかいろいろ要望できる。値段も日本で予約するより安い。パーミットも取得してくれる。
バックパッカーであればカトマンズついてからでもエージェントはくさるほどたくさんあるので、現地でいくつか回って条件や値段などで決めればいい。
道中であった日本人はコスモを利用している人が多かった。HPは多分ココ

 
■個人で行く
パーミットを自分で取得する。(パーミットに関しては後述)
カトマンズ⇔ルクラの航空券をネットか現地のエージェントで買う。
カトマンズのエージェントはなるべくガイドを付けさせたいと思っているので、個人だと危ないとか、個人では入山できないとかいろいろ言ってきますが、そんなことはないので気にする必要はない。対応が面倒なので、「already book(予約済み) 」とか言えば楽です。
タメル地区にあるアティティツアーとか日本人が集まるので情報収集しやすいかも。
 
 
 
 

物価

1NPR=1.16円 (2010/10/7)
だいたい日本と同じ感覚で買い物できる。

1品の目安値段
 地元料理:10-30円
 地元&バックパッカーの店:80-120円
 ツーリストの店:400円〜
 
 
 
 

コースマップ

サガルマータ国立公園には有名なコースが3つある。
[赤色].エベレスト街道トレック(5550m)
[橙色].ゴーキョトレック(5360m)
[水色].メラピークトレック(6476m)

初めてネパールでトレッキングするならまずはエベレスト街道がオススメ。エベレスト街道とゴーキョはメジャーでトレッカーも多く、宿も多いので歩きやすい。初心者でも高山病にさえならなければ完歩できる。
メラピークは個人は不可。グループのみで途中からテント泊。登頂にはアイゼンが必要で上級向け。

さらに3つの峠(Renjo La、Cho La、Kongma La)を越す「スリーパス」という上級者コース[黄色点線]や、ルクラまでを飛行機を使わずジリから生活道を歩いてくるコース[黄緑色]もある。

エベレスト街道コースマップ
 
 
 
 

パーミット

エベレスト街道を歩くには2種類の申請が必要。
ツアーの場合は代理店が取得、個人の場合はTourist Service Centreに取得しに行きます。

1)TIMS(Trekker’s Information Management System)
TIMS
・ガイドやポーターをつけてトレッキングに行くツアートレッカーの場合
10US$
代理店が取得

・ガイドやポーターをつけない個人トレッカーの場合
20US$
各自で取得しに行く(手数料がかかるが代理店に依頼も可能)

※制度が良く変わるので、ネパールに行く前に要確認。
※エベレスト街道/アンナプルナ/ランタン毎に取得する必要がある。
※ルクラとナムチェ手前でチェックポイントがあった。ポリスチェック時にも提示した。
 
 
2)国立公園入場許可証
国立公園パーミット
 
1000ルピー
個人の場合は各自で取得
※モンジョでチェックポイントがあった。
 
 
 
 

シーズン

10月から3月が乾季。トレッキングシーズンは 10月〜12月、3月〜5月。特に10,11月には晴天が広がり世界中からトレッカーが集合する。
(※年により雨期明け時期がずれる為10月の上旬は雲が多い時もある。)
 
 
下の写真はモンジョのチェックポイントにあるサガルマータ国立公園月別入園数。ピークは10月でダントツに人が多い。その次が4月と11月。宿の数には限りがあるので人が多いと争奪戦になる。

 
 
 
 

ポータとガイドは必要?

ガイド、ポーターが要る要らないで迷っている人は、まずはナムチェまで来ることをお勧めする。ここまで来て、自分の持っている荷物がもう持てないとか、すでにしんどいと感じているのであればナムチェで雇えば良いのだ。

一言宿の人に声を掛ければ、身内でできる人を紹介してもらえる。英語が喋れるかどうか運次第かもしれないけど、値段交渉すれば相手が探してきてくる。とにかくここで生活している人と歩けるのは、一緒にカトマンズから行くガイドより頼れるはずだ。1日チップ込みで7-10ドルあれば十分。

ツアーの場合は別途1人あたり7-10ドル/日必要な場合がある。要するにツアー代はピンはねされていて、同行するガイド&ポーターの給料はチップのみとなっている可能性があるからだ。
カトマンズやルクラで必要以上に「ガイドはどうだ?危ないぞ!絶対に必要だ!」と声をかけてくるが、「Already book」と言っておけば問題なし。
 
 
 
 
 

高度順応日って?

高山病は一度に高度を上げてしまうことで、気圧の変化に身体が対応できなくなってしまう状態になる。身体の機能が低下または停止するため、最悪の場合は死に至る。

そこで日程に高度順応日を設けて1日同じ高度に滞在するか、少し高度を上げる日帰りトレックをすることで身体を慣らす。順応できればそこまで苦しくなく次の高度へ進むことができる。

エベレスト街道でカラパタール(5550m)を目指す場合、少なくともナムチェ(3440mで1回、ペリーチェ(4240m)orディンボチェ(4410m)で1回高度順応日を設ける。調子の悪い人はさらに日数を増やすか、高度を下げる。リタイヤも1つの手段。

順調に登れているからと言って計画以上に高度を上げるのはご法度。
 
 
 
 

日程と標高図

■期間
2010/10/8 〜 10/27(20日間 )

■日程
[01]カトマンズ→ルクラ(2840m):フライト→パクディン(2610m)
[02]パクディン→モンジョ(2835m)→ナムチェ(3440m)
[03]ナムチェ⇔クムジュン(3780m):高度順応日
[04]ナムチェ→プンギタンガ(3250m)→ティンボチェ(3860m)
[05]ティンボチェ→パンボチェ(3930m)→ディンボチェ(4410m)
[06]ディンボチェ⇔チュクン(4730m):高度順応日
[07]ディンボチェ→ドーラ(4620m)→ロブチェ(4910m)
[08]ロブチェ→ゴラクシェプ(5140m)⇔エベレストベースキャンプ(5364m)
[09]ゴラクシェプ⇔カラパタール(5550m)
[10]ゴラクシェプ⇔カラパタール中腹)→ロブチェ(4910m)→ペリチェ(4240m)
[11]ペリチェ→パンボチェ(3930m)→ポルトセ(3810m)
[12]ポルトセ→ドーレ(4110m)→マッチャルマ(4470m)
[13]マッチャルマ→ゴーキョ(4790m)
[14]ゴーキョ⇔ゴーキョ・リ(5360m):サンライズ
[15]ゴーキョ⇔ゴーキョ・リ(5360m):サンライズ&サンセット
[16]ゴーキョ→レンジョパス(5360m)→ルンデン(4380m)
[17]ルンデン→ターメ(3800m)→ナムチェ(3440m)
[18]ナムチェ⇔ヒマラヤビューホテル→モンジョ(2835m)
[19]モンジョ→パクディン(2610m)→ルクラ(2840m)
[20]ルクラ→カトマンズ:フライト

■標高図
20日間の歩いた標高はこんな感じで推移しました。半分以上4000m以上にいました。

 

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